今日は、普段生活していて地味に不思議だと感じていることについて書こうと思う。
休日は車に乗って出かけることが多い。交差点に差し掛かった際、歩行者や自転車がいれば必ず止まる。いや、正確に言えば、止まらなければならないのだが。そのたびに、筆者あることを注視している。車が止まった時、どの年齢層が比較的ペコッと会釈するのか問題である。
圧倒的王者、小学生

まず結論から言うと、ペコッと会釈してくれる率が最も高いのは小学生だ。これは圧倒的に小学生。誰が何と言おうと小学生。これだけは譲れない。親と一緒に歩いている小学生であっても、小学生だけがペコッとすることすらある。
なぜなのか――――
横にいる親は、スゥッと通り過ぎる。しかし子どもだけは、こちらを見てペコッとする。あの現象は何なのだろう。
誤解してほしくないこと
ここで誤解してほしくないのは、「みんな会釈するべきだ!」とか「大人は失礼だ!」という話ではない。
そもそも、横断歩道で歩行者が優先されるのは法律上当然のことであり、歩行者がお礼をしなければならない義務もない。
ではなく、小学生の頃は自然にできていた(であろう)行動が、いったい何歳頃から消えていくのか?ということだ。そこに純粋な興味があるのだ。
小学生が会釈する理由は「交通安全教育」の影響なのか
筆者なりに、この現象にはひとつ有力な仮説がある。それは、小学校での交通安全教育の影響ではないかということだ。
実際、警察や自治体、交通安全協会などでは、子ども向けに横断歩道の渡り方に関する指導を行っている。「手を挙げて渡る」「ドライバーに自分の存在を知らせる」といった内容が中心だが、地域によっては「止まってくれた車に感謝を伝えましょう」と呼びかけている例もあるのではないか。
もちろん、全国すべての学校で「会釈をしましょう」と統一的に教えているのかは公表されていない。そのため、実際にどこまで影響しているのかはわからない。ただ、あれだけ自然にペコッとする小学生を見ていると、「止まってもらった → お礼をする」という行動が、交通安全教育を通じて自然に身についているという説がかなり有力なのでは――と筆者は考える。

以上のことから、会釈については「横断歩道は手を挙げて渡ろう」という指導の延長線上にある感覚なのかもしれないな、と感じる。
仮に、「止まってくれた車に感謝を伝えましょう」と家で教えられているのだとしたら、日本のお父さんお母さんたちは、ずいぶんちゃんとしているなあと思う。
中高生から“大人化”が始まる説
筆者の中では、その後、中学生・高校生になるにつれて、少しずつ“大人化”していくのではないかということ。
体の成長に合わせて思考も大人になり、「やってはいけないこと」や「やってもやらなくても構わないこと」の区別がつくようになる。そこから、「車は止まってくれるものだ」という、ある種の“無敵モード”へと進化していく。
そして、その感覚を持ったまま成長した結果、“ペコッとしない大人”が誕生する――。これが、筆者の描いているストーリーである。もちろん、完全に筆者の仮説である。真実は定かではないが。
中高生は地域差も関係ある気がする
体感としては、田舎のほうへ行くと中学生〜高校生でもペコッとしてくれる率は少し上がる気がするのだ。地域の空気感なのか、通学路文化なのか、そのあたりは定かではない。ただ、都会であれ田舎であれ、大人になると全体的にペコッ率は下がる傾向にあるように思う。
なお、地域別の「会釈率」に関する公的な統計データは公表されていない。そのため、このあたりもあくまで筆者個人の観察ベースの話である。
そもそも「会釈」は全国共通なのか
ここで少し気になるのが、「会釈文化」自体が全国共通なのかという点だ。
筆者の体感では比較的よく見る光景だが、地域によってはほとんど見かけないこともある。
親が普段から「ありがとうは伝えよう」と教えている家庭では自然に会釈するかもしれないし、逆にそうした習慣がなければ特に何もしないのかもしれない。このあたりの実態については、情報が見当たらなかった。
わかったこと
横断歩道で車に止まってもらったとき、軽く会釈をすると「運転者側は嬉しいのではないか」ということ。もちろん、横断歩道では歩行者優先。渡ろうとしても無理やり進行してくる車も少なくないのが現状だ。それが急いでいたりと理由は様々だとは思うのだが。
「人にされて嫌なことは、するな」とよくいうものだが、その逆もしかり「人にされて嬉しかったことは、自分もする」という考え方もあるのではないかと思う。
仮に自分が運転者だったとして、横断歩道で止まった場合に、ペコっと会釈されたら温かい気持ちになると思う。なので、筆者はこれからも積極的に会釈をしていこうと思う。
ごめんなさいと、ありがとうはしっかり伝えるべきだというのが筆者の持論だ。
真実はわからない
もちろん、実際のところ正解はわからない。たまたま私がそう感じているだけかもしれないし、地域差もあるだろう。ただ、信号待ちのたびに、私はつい観察してしまう。そして今のところ、筆者の中では「小学生ペコッ最強説」は揺らいでいない。もしこの謎の答えをご存じの方がいたら、ぜひ教えてほしい。


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